お盆を過ぎても俄然猛暑の日々が続いております。
連日、熱中症で救急搬送される様子が年齢関係なく報じられています。直射日光や熱を避け、涼しい場所で十分水分を摂ってお過ごしください。
先日、デイサービスフロアにて、柔道一筋でこられた講師の永坂様をお招きし、「転ばないための体づくり」講座を開催しました。
高齢になると、ちょっとした段差でつまずいたり、転倒して大怪我をしたりすることが増えてしまいます。また、転倒による骨折がきっかけで寝たきりになったり、認知症が進んだりすることもあるため、転びにくい体づくりを意識することは、健康寿命を延ばすことにもつながります。
今回は転んでも怪我をしない技能(=受け身)を身に付けると共に、長年の経験から体得された「加齢による筋力やバランス能力の低下を防ぐトレーニング」を合わせて教えていただきました。
★柔道から学ぶ「受け身の基本」
転んでしまったときに怪我をしないための、受け身の取り方を学びました。
1. 頭や胸など、体の重要な部分を打たないようにする
2. 腕から衝撃を逃がす
特に腕から痛みや負荷を逃がす動きは、柔道の受け身の極意です。
寝ている状態でできる、受け身が取りやすくなる基本の動きを教えていただきました。
ご利用者様も挑戦!

皆様もお休み前や朝起きた際にチャレンジしてみませんか?
★日常生活に取り入れたい「転びにくい体づくり」
転倒予防には、常に体の中心に重心を意識することが大切だそうです。ふらつきを軽減し、転びにくい体を作るための運動を2つ教えていただきました。

• 足の内側を叩く
足の内側を叩くことで体の中心がまっすぐになり、「これから歩くぞ!」という意識づけに効果があるそうです。
• 首を上下に動かす
足の内側を叩く動きと合わせて、首を上下に動かすことも有効です。
永坂様は「毎日少しずつでも続けることが大切です」と熱心にお話しされていました。参加された皆さまも真剣に耳を傾け、熱心に運動に取り組んでいました。
ご自身の健康に前向きに取り組む皆様の姿は、私たちスタッフにとっても大きな喜びです。この講座をきっかけに、健康への意識がさらに高まれば嬉しいです。