5月の第二日曜日は母の日。
普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちを改めてお母様に伝える日ですね。
当施設でも、ささやかではございますが、心を込めたお祝いの献立をご用意いたしました。
この日のお献立は、お祝いの席にふさわしい赤飯をメインに、新鮮な海の幸を盛り合わせたお刺身。じっくりと煮込んだ里芋と豚肉の煮物。爽やかな白菜の柚子風味。そして優しい味わいの茶わん蒸し。一品ひと品に、温かく包み込むようなお母様の愛情を込めたつもりです。
ところで皆様、母の日の由来をご存じでしょうか? その起源は、アメリカ南北戦争時代に遡ります。傷ついた兵士たちの看護に尽力した母親を偲んだ一人のアメリカ人女性が、「母への敬愛と感謝の気持ちを表す日」を作ることを提唱したのが始まりと言われています。母の日の象徴であるカーネーションも、その女性が亡き母の好きだった花を祭壇に供えたことが由来なのだそうです。
当施設のご利用者様には、人生経験豊かなお母様方がたくさんいらっしゃいます。子育てに奮闘された日々、ご家族を支え、温かい家庭を築いてこられた年月は、私たちには想像もできないほど尊く、そして美しいものです。
また、今は静かに、かけがえのないお母様を偲ばれている方もいらっしゃいます。
この特別な一日と、ささやかではございますが心を込めたお祝いの献立が、皆様にとってこれまでの大切な日々をそっと振り返り、温かい気持ちで心安らぐひとときとなりますよう、心より願っております。