優しい音色と歌声が響く午後♪ 大正琴コンサート🎹


デイサービスエリアにて、大正琴の演奏グループ「ことーずミカノ」様によるボランティアコンサートが開催されました。

名前の通り大正時代に生まれた大正琴は、柔らかな音色と操作のシンプルさから、当時大流行した楽器です。美加の台で生まれ、月に3度集まって練習されている「ことーずミカノ」の皆様。和装テイストで統一された衣装も素敵ですね。なんと、メンバーの中には、ご家族様が当施設のサービスを利用されている方もいらっしゃるそうです!
今回はご利用者様にもなじみの深い、懐かしのヒット曲や唱歌を中心に9曲披露していただきました。

「皆様の心の中のバラの花を咲かせていただこう、と思い選曲しました」

「バラが咲いた」で始まったコンサート。おなじみの歌でありながら、心優しく爽やかな音色が響き、新鮮な感動を与えてくれます。

さて、今回はご利用者様がより楽しめるよう、コンサートの前に歌の練習を行いました!歌詞カード集を手に、練習の成果を見せる時間です🔥


歌うたびに喉が開いてきたご利用者様の方々。徐々に歌声が大きくなってきました!👏
「恋の季節」では、隅でご利用者様を見守っていた職員も思わず踊りだすほど!💃
フロアの雰囲気は最高潮です!


最後は「ふるさと」でしっとりと締めくくりました。

ところで、演奏されている皆様の楽譜、こんな感じなんですね!

楽譜の番号に合わせて鍵盤に振られた数字を押すことで演奏ができる大正琴。確かに音楽の知識が豊富でなくても楽譜がわかりやすく、一世を風靡したのも納得です。

今回は「ことーずミカノ」様のご厚意により、実際にご利用者様に楽器に触れていただきました!

優しく手取り足取り教えてくださる皆様のおかげで、ご利用者様は楽しそうに音を鳴らしていました。「がんばれ~」と挑戦されるご利用者様を後ろで見守られる方々も。


職員も初めての演奏に挑戦!

大正琴の演奏は、認知症予防の効果もあると言われています。
楽譜を目で追いながら両手の指先を使って左右別々の動作で演奏する一連の動作は、高齢者に衰えがちな集中力を高めます。そして脳に心地良い刺激を与え、脳の活性化にも役立つと言われているのです。

今季一番の冷え込みが到来したこの日ですが、優しく可憐な大正琴の響きとご利用者様の元気な歌声が、私たちの心を温めてくださいました。
ことーずミカノの皆様、素敵な演奏をありがとうございました。