懐かしのメロディーが紡ぐ、一年の締めくくり。喫茶ボランティア「つばさ」☕

すっかりおなじみとなったボランティアグループ「つばさ」の皆様による喫茶ボランティアが開催されました。
毎月恒例のこのひとときを、ご利用者様も職員も心待ちにしております。開始時間の午後2時を回る頃には、食堂はすでにいっぱい。リラックスした楽しげな雰囲気に包まれていました。

心がほどける、小さなおもてなし


今回はクリスマスシーズン。テーブルには、ボランティアの皆様が一つひとつ心を込めて手作りしてくださった、可愛らしいクリスマスツリーが飾られました。その繊細な手仕事には、いつもながら驚かされるばかりです。


お出しいただいたふわふわのお菓子には、柔らかなホイップクリームが添えられて。そんな「ひと手間」の優しさが、胸にじんわりと響きます。


デイサービスエリアにもお飲み物を提供いただきました。いつもありがとうございます!

記憶の扉をたたく、懐かしの旋律


今回は「つばさ」の皆様がCDプレーヤーと立派な歌詞本を携えてきてくださいました。「懐かしい曲を聴くだけでなく、ぜひ一緒に口ずさんでほしい」――そんな温かな願いが込められています。
養護老人ホームやショートステイをご利用の皆様にとって、こうした音楽の集いは貴重な機会。「喜んでいただけるだろうか」と見守っておりましたが、曲が流れ始めると、皆様の表情がパッと明るくなりました。 大きく口を開けて歌われる方、歌詞カードを見ずとも一言一句を大切に口ずさむ方……。

歌にのせて、想いを馳せる


リクエストされた大好きな曲が流れると、花が咲いたような笑顔を見せてくださる方。一方で「この曲、本当に大好きなの……」と、潤んだ瞳で静かに聴き入る方の姿もありました。皆様のお顔を拝見しながら、これまで歩んでこられた長い道のり、そして心の奥にある大切な思い出に、そっと寄り添わせていただいたような気がいたします。

今年最後となった喫茶ボランティアも、穏やかな余韻を残して幕を閉じました。「つばさ」の皆様、一年を通して心温まるひとときを届けてくださり、本当にありがとうございました。
来年もまた、皆様と一緒に穏やかなお茶の時間を過ごせることを楽しみにしております。