少し前のお話になりますが…。
スリーハートの丘では、ひな祭りの時期になると毎年1階エントランスホールに雛人形を飾っています。ご利用者様のご家族様から寄贈いただいた七段飾りは、お顔立ちも表情豊かでとても華やか。毎年この季節になると、通りかかる皆様の目を楽しませてくれます。
面会のお約束を待つ間や、レクリエーション前のひとときにも、雛人形の前でおしゃべりが弾むことがよくあります。

「昔のお嫁入りはこんな風だったんよね〜」
下段に並ぶ嫁入り道具を指さしながら、ご利用者様の思い出話がぽつぽつと広がっていく様子は、見ているこちらまで温かい気持ちになります。
この日の昼食は、えびなどを彩りよく盛り付けた、春らしいちらし寿司でした。

ちらし寿司の起源は江戸時代ともいわれています。当時、「一汁一菜」を命じられた庶民が「ご飯に混ぜれば一菜には見えない」と魚や野菜をご飯に混ぜ込んだ、という説もあるそうです。
ひな祭りにちらし寿司を食べる習慣は比較的新しいようですが、華やかでお祝いにぴったりの献立として、今ではすっかりおなじみですね。
ひとときの春を運んでくれた雛人形は、昔ながらの風習に倣い翌日に大切に片付けました。
また来年、元気にお会いできますように。










